アンドロイドは電気羊の夢をみるか?
SFの古典。恥ずかしながら初めて読んだ。
今までも『●●は■■の夢をみるか?』といったタイトルがついたものを見たことがあるし、このようなタイトルの作品があるのは知っていたが、なるほど、長く読まれるような内容だと確認できた。
1977年に日本で出版されているが、電話ならぬ映話が出てきたり、自動車は空を飛ぶようになっていたりと、少し古いSFと感じさせてくれる。
ネタバレになるので内容に深く触れないが、AIが第3次ブームを迎え、2045年にはシンギュラリティがくると言っている研究者もいる今、読んでみると味わい深い。
「自分とは何か」、「人間とは何か」、「人間を人間たらしめているものは何か」、など、色々と考えさせられる。
時間をおいて再読したい一冊。