読書日記(書評や読書メモなど)

読んだ本の記録です。書評やそれに類する読書メモなど。主なジャンルは、「教養」「ビジネス」「教育」です。仕事柄、財務や会計、教育関連の本が多くなるかもしれません。

板垣恵介の激闘達人列伝

『グラップラー刃牙』や『餓狼伝』で売れた漫画家、板垣恵介が”達人”にインタビューを行った記録。 登場するのは4名。 ●中村日出夫【空手道拳道会総帥】 ●宇城憲治 【心道流心道会師範】 ●蘇 東成 【内家拳社】 ●初見良昭 【武神館宗家】 どの方もぶっとんだ…

ラーメン二郎に学ぶ経営学

部署の異動と新型コロナの影響で2年ほど東京へは行っていない。 いつか行こうとはおもっているのになかなか行けないお店、そのうち一つがラーメン二郎。前に慶応大学へ行った際は三田本店に行こうとも思ったけど、すでに並んでいる人がいて断念(その時は慶…

禅 ぜん ZEN

この本はあくまで入門書なので、この一冊を読んで、「禅とはこういうものか」と理解できるものではない。 そしておそらくは、禅は本を読んで理解するものでもない。 今回は、特に印象に残った2箇所を引用しておく。 すぐれた修行者は恨みたくなるほど厳しい…

謎の毒親

おそらく実話をベースに書かれている。 本書はヒカルという女性が子ども時代の両親との体験を新聞やラジオの相談コーナーへ投稿するという体で進行する(そのため「相談小説」と銘打っている)。 この本に登場するヒカルの父親・辰造のような人間は確かに一定…

道ひらく、海わたる ~大谷翔平の素顔~

スポーツライター(元雑誌紙記者)が大谷翔平に関する取材をまとめて本にしたもの。 大谷本人はもちろん、花巻東校の監督や日ハムの栗山監督の談話もあり。 大谷は高校時代にマンダラチャートを使用して、明確な目標(ドラフト1位指名を受ける)をたてていたと…

なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか?

創業者にせよ、中興の祖にせよ、一代で会社を大きくした人に共通するのは、初期のハードワーク。 餃子の王将元社長の大東氏(射殺されるというショッキングな最期を迎えた)のインタビューを軸に、餃子の王将の店舗拡大の要素を取材していった一冊。 個人的に…

エコノミストの父が、子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話

未成年向け(著者のお子さんは執筆時点で高校生と中学生)に書かれたお金の話。 このレベルの話であればスッキリと理解できた。 とりあげている内容は、 お金の役割とお金自体の話 借金とクレジットカード 税金、保険、年金 景気、インフレとデフレ、円安と…

NHKスペシャル 人体2(第2集)

ドキュメンタリーに関しては、我々の受信料で成り立っているNHKを信用している。 そして、放送は見ていないが、おそらくこれは良質の番組だったと推測される(なにしろ書籍化されている)。 俺が読む本は大きく7つの分野に分けられる。そのうちの一つに「健…

ロバート・ツルッパゲとの対話

『客観的な前書き』によると、この本は著者のワタナベアニによる「くだらない大人になるための本」とのこと。 確かに。そんな面はある。一応哲学の本ということになっている。 哲学なんて者は古代ギリシャで労働から解放され(けど兵役はある)、食うために働…

やりたいことを全部やる! 時間術

著者は結婚後に夫の後をついで会社の経営者となり、負債を抱えていた会社を優良会社へと導いた方。 その過程で行政書士などの国家資格を取得し、資格勉強法や時間の使い方などについての著作がいくつかある。 今回取り上げた一冊は『一週間は金曜日から始め…

ドラッカーと会計の話をしよう

5年ぶりくらいに再読。 税務会計にたいしての管理会計を中心に取り上げた一冊。 会計担当になってから読むとまた違った発見がある。 しかし、結論としては経営者か会社の意志決定に直接関わるような立場で無いとこの本からの学びは生かせない。 帳簿をつける…

イラスト図解 銀行の仕組み

仕事での必要に迫られ読んだ本。 いつのまにか郵便貯金がゆうちょ銀行になっていて、銀行コードができていたことを知った。 そのほか、金融庁が各行に対してマーケティングを行うよう指示していたことを知って驚いた。「今までマーケティングをしなくても成…

すべての仕事を3分で終わらせる

実際のところ、すべての仕事は3分では終わりません。 が、仕事の効率化、やるべき仕事の圧縮の方法など、参考になることが多く書いてあります。 1月に異動となり、初めての仕事をやっているので、まだまだ仕事を覚える段階ですが、定型的な仕事はどのような…

アンドロイドは電気羊の夢をみるか?

SFの古典。恥ずかしながら初めて読んだ。 今までも『●●は■■の夢をみるか?』といったタイトルがついたものを見たことがあるし、このようなタイトルの作品があるのは知っていたが、なるほど、長く読まれるような内容だと確認できた。 1977年に日本で出版され…

稀代の相場師 是川銀蔵

タイトルの通り、戦後の投資家、是川銀蔵をテーマにした一冊。その思想や人生を描き切るには紙幅が足りていない。 タイトルでは相場師となっているが、本人は自分を投資家と言い、相場師とは言っていない。いわば「稀代の相場師」とはあおり文句だが、実際に…

『稀代の本屋 蔦屋重三郎』『蔦重の教え』

タイトルの2冊は併せて読むと理解が深まります。 田沼意次から松平定信の時代に活躍した本屋の話。レンタルビデオなどのTUTAYAと直接の関係はありません。 まさに本の概念を変えた男。 現代風に言えば、プロデューサーであり、編集者であり、出版者であり、…

1万人との対話でわかった人生が変わる100の口ぐせ

他作で知られる(?)千田琢哉氏による一冊。似たような本がいくつもあるということは、このジャンルはやはり需要があるということか。 そういえば、俺の本棚にも『きけ わだつみのこえ』や『20世紀名言集(スポーツマン編 )』などがある。 せっかく短いフレー…

リングの言霊 ~逆境に勝ったチャンピオンたちの40の名言~

プロボクサーやキックボクサーの言葉を集めた一冊。Numberのアンソロジーなどではなく、一人のライターの取材をもとにしたものなので、登場するボクサーには偏りがある(辰吉丈一郎が多い)。 ボクシングは階級制なので、厳しい減量が伴うイメージを持ってい…

5%の成功者の「頭の中」

「N0.1理論」などの著作がある、西田文郎による一冊。(絶版かな?) 「5%の成功者」たちに共通する心とは? 実現が難しそうな「大きな夢」を描く 物事に素直に感動し、感激できる 自分の役割にがむしゃらに取り組める 努力を努力と思わない 悪い結果は、自…

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと

2015年7月に発行された一冊。 4年間にここまで書かれていたのかと思える内容。 師匠(メンター)たる「紳士」と弟子たる「僕」の二人の会話で進むストーリー形式で書かれているので、抽象化する必要があるが、丁寧に各章の最後に「心のメモ」としてその章の…

右脳の空手

著者は東京大学で船舶工学を教えていた元教授(東大名誉教授)。退官後にスポーツ空手(格闘技空手)を始め、そこから武術空手へとシフトしていった。 本書は武術空手を取り上げた一冊。 タイトルの右脳とは直感・感性を表し、それに対して左脳とは理屈・論…

世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業

佐藤優氏が筑波大学で行った講義を元にした一冊。 氏の読書量・知識量は膨大でこの本の中にも、私が知らなかったことがたくさん出てくる。 なかなか一読しただけでは理解できないが、哲学を学ぶことは決して無駄ではなく(でも実践が必要)、また、西洋人の…

福岡市を経営する

36歳で福岡市長に当選した高島市長による一冊。 元々は地方局のアナウンサーだったが、突然舞い込んだチャンスを生かし、学生のころから関わりたかった政治の世界に。 この本から得られた学びとしては、 自分の人生、目標とそれに沿った計画が重要である 時…

京大読書術

高校時代に模試で偏差値95をたたき出した受験勉強のトップエリートが書いた一冊。 6章だての本だが、各章の要点をまとめると次の通り。 読書の感想をブログに書き要旨をつかむ 意識して読むスピードを速める 幅広いジャンルの本を読んでおく 人間の基礎力は…

あなたの1日は27時間になる。

終電帰りが習慣化していた税理士が書いた本。 内容は仕事とそれ以外の時間の効率化。4つのステップを踏んで、自分のために使う3時間を生み出す方法が書かれている。 その4つのステップとは、 1.一日のリズムを整える 2.仕事の渋滞をなくす 3.仕事環境を効率…

3日もあれば海外旅行

タイトルの通り、短期の海外旅行について書かれた本。実用的な情報が多く書かれている。 いくつかの要因により(特に首都圏で勤めている人は)週末の休みを利用しての海外旅行が可能になった。 その主なものは次の通り。 アジア・アフリカ諸国の経済発展によ…

うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話

著者の実体験を元に書かれた本。 ストーリーを簡単に言えば、うつ病になり自殺をはかった若者がメンターとも言うべき人との出会いを通じ、アフィリエイトで稼げるようになり、場所の制約を受けずに暮らせるようになったという話。 人が変化する時、「人」「…

「2つの名刺」を持ちましょう

会社から支給される名刺のほかに、自分のオリジナルの名刺を作ってはどうかと提案し、その効用を説く一冊。 本書からいくつかヒントを得て、早速、仕事以外の場面で使ういわばプライベート用名刺の製作に取りかかりました。本書で書かれているように、どのよ…

本田圭祐

子ども向けの本です。 難しい漢字は使われておらず、一文の長さも短めです。 ただ、本田がたどった道がわかります。 特に日誌をつけることの重要性をこの本でも再認識しました。 原田隆史先生もその著書の中で日誌の効用を説明しています。 小学生から中学生…

サンデー毎日、AERA

仕事柄必要なので、IT介護に関する記事を読みました。 介護業界が人手不足に悩んでいることをご存知の方は多いと思います。 この分野への外国人労働者受け入れの話も出ていますが、効果が出るかわかりません。 そのような状況下、現場で奮闘する介護職の皆さ…