ロバート・ツルッパゲとの対話
『客観的な前書き』によると、この本は著者のワタナベアニによる「くだらない大人になるための本」とのこと。
確かに。そんな面はある。一応哲学の本ということになっている。
哲学なんて者は古代ギリシャで労働から解放され(けど兵役はある)、食うために働かなくても生きていける者(ソクラテスとか)が町で「あーでもない、こーでもない」と議論していたところから発達したもの。別に哲学を知らなくても食っていけるし、哲学は食っていくための学問でもない。
だけど、この本は面白いから読んどくと良いと思うよ。食うに困らない人はね。
ブログをもとに書籍化されたようで、多くのトピックについて書かれていて、どの章から読んでもOKな構成。
いくつかは「我が意を得たり」といった章があった。
特に『サバティーニとスターバックス』。おれもスターバックスは好かんし、スタバでコーヒー等を飲むことがシャレオツだとは思わん。(スタバよりドトールないしコメダ、あるいはコンビニコーヒーでもOK)
大体、コーヒーの味の違い、あまりわからんしね(毎朝飲むコーヒーがモカブレンドからキリマンジャロブレンドに変わると気が気がつくくらい)。ほどよいに苦みと少しの酸味、あとはカフェインが入っていればOKでしょ。
なんか流されているよなぁと思ってしまう。
少し前のトイレットペーパー騒ぎも流されている人達が大量購入したから品薄状態になってしまったんだと思っている。
この国を混乱指すのに兵器はいらんね。不安をあおる情報をマスコミやツイッターに流しときゃそれで事足りるな。
なんてことを言語化したのもこの本を読んだせいだろう。暇なときと言わず、忙しくても時間を作って読んでほしい一冊。