読書日記(書評や読書メモなど)

読んだ本の記録です。書評やそれに類する読書メモなど。主なジャンルは、「教養」「ビジネス」「教育」です。仕事柄、財務や会計、教育関連の本が多くなるかもしれません。

一般教養

ロバート・ツルッパゲとの対話

『客観的な前書き』によると、この本は著者のワタナベアニによる「くだらない大人になるための本」とのこと。 確かに。そんな面はある。一応哲学の本ということになっている。 哲学なんて者は古代ギリシャで労働から解放され(けど兵役はある)、食うために働…

1万人との対話でわかった人生が変わる100の口ぐせ

他作で知られる(?)千田琢哉氏による一冊。似たような本がいくつもあるということは、このジャンルはやはり需要があるということか。 そういえば、俺の本棚にも『きけ わだつみのこえ』や『20世紀名言集(スポーツマン編 )』などがある。 せっかく短いフレー…

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと

2015年7月に発行された一冊。 4年間にここまで書かれていたのかと思える内容。 師匠(メンター)たる「紳士」と弟子たる「僕」の二人の会話で進むストーリー形式で書かれているので、抽象化する必要があるが、丁寧に各章の最後に「心のメモ」としてその章の…

右脳の空手

著者は東京大学で船舶工学を教えていた元教授(東大名誉教授)。退官後にスポーツ空手(格闘技空手)を始め、そこから武術空手へとシフトしていった。 本書は武術空手を取り上げた一冊。 タイトルの右脳とは直感・感性を表し、それに対して左脳とは理屈・論…

京大読書術

高校時代に模試で偏差値95をたたき出した受験勉強のトップエリートが書いた一冊。 6章だての本だが、各章の要点をまとめると次の通り。 読書の感想をブログに書き要旨をつかむ 意識して読むスピードを速める 幅広いジャンルの本を読んでおく 人間の基礎力は…

3日もあれば海外旅行

タイトルの通り、短期の海外旅行について書かれた本。実用的な情報が多く書かれている。 いくつかの要因により(特に首都圏で勤めている人は)週末の休みを利用しての海外旅行が可能になった。 その主なものは次の通り。 アジア・アフリカ諸国の経済発展によ…

うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話

著者の実体験を元に書かれた本。 ストーリーを簡単に言えば、うつ病になり自殺をはかった若者がメンターとも言うべき人との出会いを通じ、アフィリエイトで稼げるようになり、場所の制約を受けずに暮らせるようになったという話。 人が変化する時、「人」「…

フライト・ゲーム(松葉健司 著)

著者は三重の久居農林高校や松坂高校を甲子園に導いた指導者です。 本書は物語の形で著者から若者(に限らず大人も)へのメッセージを伝えています。 特に覚えておきたい、というよりは心がけたい点を3つ挙げます。 ●二重否定の禁止→「~しないと、~になっ…

森林の思考・砂漠の思考

風土や気候から世界各地、日本各地の思考方法の違いを考察した一冊。 私とは何か、という問いは世界とは何かという問いになる。その世界というものは、私に認識しつくされるものではないから、私が世界をどうみるかという世界観の問題になる。人間の発生以来…