読書日記(書評や読書メモなど)

読んだ本の記録です。書評やそれに類する読書メモなど。主なジャンルは、「教養」「ビジネス」「教育」です。仕事柄、財務や会計、教育関連の本が多くなるかもしれません。

スタンフォード式疲れない体(山田知生 著)

著者はスタンフォード大学の体育会でスポーツ医局のディレクターをしつつ、アスレティックトレーナーを務めています。(執筆時点では女子水泳部を担当)

 

多くの知見が書かれていますが、当然すべてを覚えることはできないので気になった点を抜き出しました。

 

疲労とは、体だけではなく、脳からも生じる現象」と、私はかねてから考えています。

もうしこし正確にいえば、疲労とは、「筋肉と神経の使い過ぎや不具合によって体の機能に障害が発生している」状態のこと。つまり、筋肉だけでなく「神経のコンディションの悪さ」が疲れを引き起こすというのが、最新のスポーツ医学の見解です。(p40)

この見解を受けて、試合で最高のパフォーマンスを引き出すために推奨されるのが次の3つです。

1、中枢神経をと整え(良い姿勢を保つ)、疲れを予防する。

2、筋肉を鍛えて、パフォーマンス(のポテンシャル)を上げる

3、リカバリーメソッドを実践して、体と脳の疲れをとる。

心がけ次第ですぐにできるのが、良い姿勢を保つことと、良い睡眠をとることです。(と言いつつ、このエントリーを書いているのはAM0:50。ダメじゃん)

 

そして、本書でもう一つ大事なことを”IAP”(腹圧呼吸)。腹式呼吸ではありません。腹圧をかけたまま呼吸するメソッドです。

やり方はネットを検索すれば出てくるので、気になる方は調べてみてください。

簡単に言うと、お腹を膨らませたまま(腹圧を保ったまま)、5セット程度の呼吸をするというものです。1分程度でできそうです。

 

あとは類書でも言われていましたが、座りっぱなしは良くありません。日本人は世界一座っている時間が長いそうで、平均7時間だそうです。(いったいどんな母集団なんだ?外回りの営業は含まれないということか?)

30分に一度は立つようにしましょう。

 

ほかにも参考になることが書かれていますが、個人的にはすでに類書で目にしたことが多かったので、このエントリーでは省略します。(「知っている」と「できている」の間には大きな谷が横たわっていることを思い出しました)