読書日記(書評や読書メモなど)

読んだ本の記録です。書評やそれに類する読書メモなど。主なジャンルは、「教養」「ビジネス」「教育」です。仕事柄、財務や会計、教育関連の本が多くなるかもしれません。

サンデー毎日、AERA

仕事柄必要なので、IT介護に関する記事を読みました。

 

介護業界が人手不足に悩んでいることをご存知の方は多いと思います。

この分野への外国人労働者受け入れの話も出ていますが、効果が出るかわかりません。

 

そのような状況下、現場で奮闘する介護職の皆さんを助ける技術や仕組み、さらには在宅介護の助けとなるアプリなどが開発されています。

 

以下にいくつかをピックアップします。

 

  • 遠隔操作可能な車椅子

 電動車いすにカメラをつけ、その映像を見ながら遠隔操作が可能に。さらにはカメラの映像認識技術を利用して、複数の車いすが連なって自動で走行する連携操作も可能に。(高速道路の自動運転とイメージが似てるかも)

この技術があれば、車椅子1台に1人の職員がつく必要はなくなる。

 

  • 半自動運転機能を搭載した車椅子

 音声認識技術と半自動運転機能を搭載し、「トイレ」や「食堂」などと行き先を告げればそこまで自動運転で行けるもの。これは車椅子に乗る側の心理的負担を下げるはず(いちいち人の頼むのが申し訳ない気持ち)。限定された行き先であれば、技術的なハードルは低いのではないか。

 

  • ベッドにいるかみていてくれるシステム

 ベッドの上にカメラをつけ、利用者ないし要介護者がベッドに寝ているか見ていてくれるシステム。一定時間ベッドを離れるとアラートしてくれる機能があり。

 これがあると、誤ってベッドから転落してそのまま一晩経過という事故が減らせるのではないか。プライバシーに配慮して、人はシルエットで表示することができる。

 

  • 排尿予測システム

 胎児の様子をエコーで見ることができる技術を応用したもの。これでおむつ交換やトイレを促す際の無駄が減らせる。

 

  • AIBOやPALROといった、コミュニケーションロボット

 利用者と会話ができる。認知症を患い、なおかつ自覚症状があると、周囲の人に対し「何度も同じ話をして申し訳ない」という気持ちが生じるケースがあるが、ロボットが相手ならそのような遠慮は不要。簡単なやりとりはできるので、1日黙って過ごすよりは、ロボット相手でも話したほうが良いのではないか。

 

など。

AIスピーカーの技術を応用すると、コミュニケーション面で大きなイノベーションが期待できるのではないだろうか。

 

私の考えでは完全無人化は難しいにしても、省力化はかなり期待できるのではないだろうか。この分野はパイが大きいから参入する研究機関も増えるのでは?

まだ、商品化されていないモノも含まれますが、これらの技術者仕組みが普及すると、いくらかは人手不足の助けになりそうです。

 

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