読書日記(書評や読書メモなど)

読んだ本の記録です。書評やそれに類する読書メモなど。主なジャンルは、「教養」「ビジネス」「教育」です。仕事柄、財務や会計、教育関連の本が多くなるかもしれません。

死ぬこと以外かすり傷

幻冬舎の編集者、箕輪厚介氏の著作。氏は『多動力』(堀江貴文)や『人生の勝算』(前田裕二)、『お金2.0』(佐藤航陽)などを編集。今、日本で一番勢いのある編集者ではないでしょうか。

ルールが変わる。無知こそ武器だ。考える前に飛べ!(表2)

 

と言いながら、

やはり知っているということは、それだけで偉大なのだ。(p57)

と言う。

一見矛盾するようだが、「知識などをインプットすることも大事であるが、過去の事例や常識にとらわれずに、自分の頭で考えてまずは行動せよ」ということを言っているのだと解釈した。

幻冬舎社長の見城氏も熱い男だが、箕輪氏も熱い。そして行動する。(漫画版『多動力』の主人公は箕輪氏がモデルとのこと)

 

残念ながら、今の自分では本書から得られるものが少ない。

本書を読んであらためて思ったのは、会社という”組織”にいるからこそ、人とネットワーク、会社の予算が使えるという点。確かに予算を組む時10万円、100万円の話をするけど、個人でそんな単位のカネを使うことはめったにないからなぁ。

その他、本書は気分が落ちた時の栄養剤的な効果が期待できる。

時間をおいて読み直すと、また得るものがあるかも。

 

しかし、なぜ本書は幻冬舎ではなく、マガジンハウスから出版されたのか?