著者は三重の久居農林高校や松坂高校を甲子園に導いた指導者です。
本書は物語の形で著者から若者(に限らず大人も)へのメッセージを伝えています。
特に覚えておきたい、というよりは心がけたい点を3つ挙げます。
●二重否定の禁止
→「~しないと、~になっちゃうよ」などの表現。そうではなく、「~すると、~になるよ」と好ましい結果で表現するようしよう。確か脳科学の本にも否定形の表現は良くないと言うことが書いてあった気が。
●一日5分でも続ける「習慣」
→たったの5分でいいから毎日続ける。それがいつの間にか生活の一部となり、特に努力せずともできる「習慣」になっていく。(もちろん良い習慣を身に付けよということ)
●「ありがとう」の反対は「当たり前」
→仕事があるのはありがたいこと。蛇口をひねれば水が出てくるのはありがたいこと。スイッチ一つで灯りが点くのはありがたいこと。身の回りのありがたいことは当たり前のことではないと、心に刻もう。